バルカーの24年３月期第３四半期連結決算は、売上高が４６２億４３００万円で前年同期比１・３％増、営業利益が54億４７００万円で同16・５％減、経常利益が57億９１００万円で同13・９％減、四半期純利益が39億８７００万円で同26・８％減となった。
シール製品事業の売上高は２８０億１８００万円で同７・６％減、セグメント利益は23億８２００万円で同54・８％減となった。機器市場向けが増加したものの、先端産業市場向けは半導体メモリーの生産調整及び半導体業界の設備投資見直しの影響を受けて減少した。
機能樹脂製品事業の売上高は１５９億４４００万円で同22・６％増、セグメント利益は30億９５００万円で同１３８・３％増となった。販売価格の見直しの実施や、ふっ素樹脂特殊タンク製品の先端産業市場とプラント市場向け拡大を反映した。
シリコンウエハーリサイクル事業他の売上高は22億８０００万円で同２・８％減、セグメント損失は２９００万円（前年同期はセグメント損失４６００万円）となった。新規事業分野を含むＨ＆Ｓ事業は開発費用などが先行しているものの、主力事業の需要は堅調に推移した。
24年３月期の連結業績予想は前回公表から変更は無く、売上高は６２０億円で前期比０・３％減、営業利益は75億円で同15・５％減、経常利益は75億円で同16・９％減、当期純利益は53億円で同21・４％減を見込んでいる。
