帝人の特例子会社が認定 優良障害者雇用事業主として

2024年01月31日

ゴムタイムス社

 帝人は1月30日、同社の特例子会社である帝人ソレイユが、障害者雇用の促進および安定に関する取り組みが優良な中小事業主を厚生労働大臣が認定する「障害者雇用優良中小事業主認定制度(もにす認定制度)」において、「障害者雇用優良中小事業主(もにす認定事業主)」として認定さたと発表した。
 「もにす認定制度」は、認定事業主の障害者雇用の取り組みに対してインセンティブを付与することに加え、その取り組み状況を地域における障害者雇用のロールモデルとして公表することなどを通じて、中小事業主全体で障害者雇用が進展することを期待して、2020年4月から開始された制度。「共に進む(ともにすすむ)」を制度名の由来としている。
 帝人ソレイユは、2019年に設立された同社の特例子会社で、ハンディキャップのある従業員が誇りを持って働けるよう新たな職域の創造に取り組んでおり、事務補助業務や清掃業務に加えて、農業事業を展開している。千葉県我孫子市の自社農場「ポレポレファーム」においては胡蝶蘭やその胡蝶蘭を利用したアレンジメントフラワーの生産、高付加価値のオーガニック野菜や食用バラなどを栽培している。
 今回の認定取得は、帝人ソレイユの、やりがいと働く楽しさを生み出す組織体制や環境づくり、それらが生み出す成果(雇用・定着状況、キャリア形成など)、情報開示の取り組みなど、障害者の雇用面に関する取り組みを高く評価されたもの。
 帝人ソレイユは、2021年に特例子会社として初めて、農林水産省などが主催する「ノウフクアワード」において「チャレンジ賞」を受賞しており、雇用面と農業事業面の双方で高い外部評価を得ている唯一の特例子会社。
 同社グループは、年齢や性別、経歴、障がいの有無、国籍・人種などに関わらず、全ての社員が最大限に活躍できる企業となるべくダイバーシティを推進しており、今後もハンディキャップがある方の雇用を促進することで社会に貢献していく。

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