日本ゼオンは1月31日、決算説明会を開催し、松浦一慶取締役常務執行役員・基盤事業本部長、曽根芳之取締役常務執行役員・管理本部長が2024年3月期第3四半期決算を説明した。
売上高は2838億600万円で前年同期比3・5%減、営業利益は159億8600万円で同42・6%減、経常利益は199億1200万円で同35・9%減、四半期純利益は209億800万円で同14・4%増となった。
第3四半期について、曽根氏は「合成ゴムの出荷は堅調に推移し、対前期は増収増益となる一方、手袋向けラテックスや年接着剤市場向け化成品の不調が響き、対前年同期は減収減益となった」とし、「高機能材料の高機能樹脂では、出荷量増で対前期は増収増益で光化学フィルムに新生産ライン稼働開始に伴う原価増で対前年同期は増収減益だった」と総括した。