カワタの24年3月期第3四半期連結決算は、売上高が181億9100万円で前年同期比36・0%増、営業利益が8億1200万円で同164・0%増、経常利益が8億6700万円で同103・1%増、四半期純利益が5億6800万円で同278・7%増となった。
セグメント別では、日本の売上高が117億円で同31・6%増、営業利益は5億7100万円で同48・1%増。引き続き電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連の売上が堅調に推移したことに加え、前期に受注したフィルム・シート関連等の大型案件の売上が計上された。
東アジアの売上高が57億6000万円で同44・1%増、営業利益は2億5800万円で同589・0%増。引き続き電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連並びにスマホ・VR用レンズ関連の売上が堅調に推移した。
東南アジアの売上高は14億6200万円で同5・2%増、営業利益は5300万円(前年同期は100万円の経常損失)。地域によりばらつきはあるものの、民間設備投資については自動車関連を中心に緩やかな回復が続いた。
北中米の売上高が2億4400万円で同110・4%増、営業損失は900万円(前年同期は9900万円の営業損失)。中米では自動車関連を中心とした設備投資が緩やかな回復基調となった。
通期予想の修正はなく、売上高は242億円で前期比28・5%増、営業利益は12億8000万円で同100・4%増、経常利益は12億5000万円で同53・6%増、当期純利益は9億3000万円で同164・7%増を見込んでいる。
2024年02月02日