東ソー・ハイテックは2月2日、太陽光発電システムを導入し、2024年1月29日より運用開始したと発表した。
太陽光発電システムは、太陽光パネルを主力工場である福川工場の屋根に設置し、最大出力750kWで、発電した電力は自家消費する。自家消費量は年間約840MWhを見込んでおり、同社福川地区(福川工場、TRC工場)の年間消費電力量の約30%に相当する。
尚、年間自家消費量約840MWhは、一般的な家庭(4人家族の消費電力、1日当たり約10kWh)の約230世帯分に相当する。また、CO2削減効果は年間約438t―CO2を見込んでいる。
同社は、太陽光発電電力を自家消費することで、再生可能エネルギーの地産地消に貢献する。また、気候変動への対応を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していく。
同社では、太陽光発電システム導入の他に、自動化設備等を導入し、生産効率の向上を図っている。現在、福川工場では、診断・計測用装置の組立工程に、作業手順書のデジタル化システム等を導入中となる(3D―CADモデルから組立順序を自動生成し、1ページ1手順のシンプルな3D手順書を自動生成。ページ毎の作業時間を自動取得。)。また、TRC工場では、手作業で行っている包装工程に自動化設備を導入中で、2024年4月より運転開始を予定している。
今後もDXを積極的に推進し、新たな成長、競争力強化に繋げていく。
太陽光発電システムの設置設備は、自家消費型太陽光発電設備、最大出力750kW、太陽光パネル設置枚数2044枚、設置面積6800㎡、遠隔監視・計測システムとなる。運用開始は、2024年1月29日より運用開始、設置場所は同社福川工場(山口県周南市福川南町1-37)となる。導入効果として、再生可能エネルギーの地産地消(自家消費モデル)、気候変動への対応(脱炭素化の推進)があげられる。
自動化設備等の導入は、福川工場で診断・計測用装置(作業手順書のデジタル化システム等を導入中、3D―CADモデルから組立順序を自動生成し、1ページ1手順のシンプルな3D手順書を自動生成。ページ毎の作業時間を自動取得。)、TRC工場では、遺伝子検査装置で使用する試薬等(製造工程に自動化設備設置済み、包装工程に自動化設備を導入中、2024年4月より運転開始予定)、富田工場では、溶離液(成分分離を補助する液体)等(製造工程、包装工程に自動化設備設置済み、自動倉庫システムを導入済みで、収納作業を自動化)となる。
2024年02月05日