ＵＢＥは２月５日、24年３月期第３四半期決算発表会を開き、石川博隆取締役執行役員ＣＦＯが説明した。24年３月期第３四半期売上高は３３２９億４７００万円で前年同期比９・６％減、営業利益は１２３億７００万円で同５・２％減、経常利益は２３１億７５００万円（前年同期は45億３２００万円の損失）、四半期純利益は１９９億４６００万円（同23億８５００万円の損失）となった。
セグメント別では、コンポジット事業やファインケミカル事業、エラストマー事業が含まれる樹脂・化成品の売上高は１８３７億円で同18・４％減、営業損失は６億円（前年同期は33億円の利益）となった。同セグメントのうち合成ゴム（ＢＲ、ポリブタジエン）のエラストマー事業は減収増益となった。自動車タイヤ向けをはじめ需要が低調に推移したことで販売数量が減少したことや原料市況の下落で製品の販売価格が低下し減収となった。一方、営業利益は価格差（スプレッド）が開いたため、比較的堅調に推移し増益となった。
合成ゴムの第４四半期（24年１～３月）については「
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