ゴム企業各社生産復旧に全力 東北、関東以北のゴム関連企業の生産拠点 タイヤ 急ピッチで生産再開 電力供給、原材料確保に難

2011年03月28日

ゴムタイムス社

タイヤ各社の被災工場の生産再開が急ピッチで進んでいる。
ブリヂストンは生産を停止した5工場の3月18日現在の稼働状況を発表したが、それによると栃木工場(乗用車用、トラック・バス用ラジアルタイヤ)、黒 磯工場(タイヤ補強用スチールコード、ビードワイヤー等)は3月16日に立ち上げ実施済。東京工場(乗用車用、トラック・バス用タイヤ)は3月16日、横 浜工場(工業・生産資材、土木・海洋河川資材)は既に一部部品より生産を再開済としており、栃木工場は18日から、東京工場では16日からそれそれ出荷を 開始した。
那須工場(乗用車用、二輪用タイヤ)については、3月16日より生産を立ち上げる予定であったが、同日に発生した火災による設備点検のため、当初計画に対し遅れていると発表。
住友ゴム工業は23日、白河工場を再稼働、横浜ゴムも13?14日にかけ設備の損傷と安全上の確認が出来た工場より、順次稼働を再開した。東洋ゴムも23日に仙台工場の再稼働を発表した。
タイヤ各社ともに稼働を再開したものの、生産計画に沿った生産量確保には至っておらず、計画停電、原材料供給の問題などが懸念材料としている。

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