植物由来原料使用グレード PSジャパンが上市、初出荷

2024年02月07日

ゴムタイムス社

 PSジャパンは2月6日、植物由来原料を一部使用したグレード(「EA」シリーズ)を上市し、初出荷したことを発表した。
 「EA」シリーズは、ポリスチレン(PS)の特⾧そのままに石油由来原料の一部を植物由来品に置き換えたもの。同該植物由来原料はPSと完全相溶するため、他の環境対応材料では難しかった端材の再利用が可能となる。今回、PS本来の高い透明性を維持した「EAG11」(植物由来原料11%使用GPPS)を先行して上市致した。今後は耐衝撃性、成形性を維持・向上可能な「EAH30」(植物由来原料30%使用HIPS)も上市予定。尚、「EAG11」は、一般社団法人日本有機資源協会が認定するバイオマスマークも取得済。
 また、和洋スイーツパッケージの総合メーカーとして数多くのオリジナル食品包装容器を開発・製造販売する東光のデザートカップ及びケーキトレーへの採用も決定した。
 同社は、今後もカーボンニュートラルならびに資源循環社会の実現に向け、PS樹脂のリサイクルとバイオマス化の両輪を通じて、その責任を果たしていく。

採用事例①:デザートカップ

採用事例①:デザートカップ

採用事例②:ケーキトレー

採用事例②:ケーキトレー

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー