ニッタの24年3月期第3四半期連結決算は、売上高が666億2900万円で前年同期比1・8%増、営業利益は38億3400万円で同6・7%減、経常利益は92億8300万円で同9・9%減、四半期純利益は76億3000万円で同8・7%減となった。
セグメント別では、ベルト・ゴム製品の売上高は223億7200万円で同5・1%増、営業利益は26億9800万円で同5・3%増となった。国内では、物流業界向けベルト製品やリネン業界向けのRFID製品が堅調だったが、電子部品業界向けの感温性粘着テープが低調だった。海外では物流業界向けや繊維業界向けのベルト製品が低調だった。
ホース・チューブ製品事業の売上高は239億700万円で同3・4%減、セグメント利益は9400万円で同88・0%減となった。国内では自動車業界向けが半導体不足解消に伴い回復傾向となったが、半導体製造装置や工作機械向けが低調だった。海外では中国を除き、自動車業界向けが堅調に推移した。
化工品事業の売上高は87億4900万円で同2・7%増、セグメント利益は2億9700万円で同98・7%増となった。
国内、海外ともに鉄道車両向けやOA機器向け製品が堅調だった。
その他産業用製品事業の売上高は84億5200万円で同9・4%増、セグメント利益は3億9300万円で同119・4%増となった。空調製品は半導体や病院、製薬業界のクリーンルーム向けやオフィスビル向け等のフィルタ製品や測定器が堅調だった。
24年3月期連結業績予想は変更なく、売上高は890億円で前期比1・1%増、営業利益は50億円で同0・2%増、経常利益は120億円で同7・0%減、当期純利益は100億円で同7・9%減を見込んでいる。
2024年02月07日