ダイセル、環境技術活用にはずみ WIPO GREENに登録

2024年02月14日

ゴムタイムス社

 ダイセルは2月13日、同社およびグループ会社であるダイセルミライズが保有する特許が、国際連合(国連)機関の「世界知的所有権機関(WIPO)」が運営する、環境技術の活用を促進するためのプラットフォーム「WIPO GREEN」に2024年2月1日付で登録されたと発表した。
 WIPO GREENは、環境技術の開発と普及、活用促進を後押しすることを目的として、WIPOによって2013年に設立された知的財産の保有者と使用希望者を結びつけるオープンプラットフォーム。知的財産保有者は環境関連の特許・技術を、使用希望者はニーズをWIPO GREENデータベースに登録し、マッチする者同士が自由に交渉することができる。世界で2,500人以上のユーザーが利用し、12万件以上の特許とニーズが登録されており、多数のマッチング実績がある。WIPO GREENに登録されることで、国際的な認知の獲得と、有効な活用法の発掘が見込まれる。
 なお、同社はパートナー企業としてもWIPO GREENに参画しており、WIPO GREENを通じた環境技術のオープンイノベーションの活性化を目指している。
 今回WIPO GREENに登録されたのは、酢酸セルロース真球粒子「BELLOCEA(ベロセア)」と、金属/異種材料接合技術「DLAMP」の2件。
 同社グループは今後も環境関連の製品や技術に関する取り組みを進め、持続可能な社会の実現に貢献していく。

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