タイヤで売上1兆円に 住友ゴム工業1~12月期

2024年02月15日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は2月14日、決算説明会を開催し、山本悟社長が23年度通期業績と24年度通期業績予想の説明を行った。
 23年度通期業績(IFRS)は、売上収益が1兆1773億9900万円で前期比7・2%増、事業利益が776億7000万円で同253・6%増、営業利益は644億9000万円で同330・3%増、当期利益は370億4800万円で同55・7%増となった。
 売上収益は前期に引き続き過去最高となり、タイヤ事業の売上収益は初の1兆円越えとなった。
 山本社長は「利益項目は全セグメントで大幅な増益となった」と総括した。
 国内新車用タイヤは、世界的な半導体不足等による自動車メーカーの生産制約が下期以降徐々に解消され、前期より大きく増販となった。国内市販用タイヤは、冬タイヤの7月からの値上げの影響や暖冬で出荷が低調だったこともあり、前期から微減。海外新車用タイヤについては、中国やインドネシアでは減少となったが、欧米では増販でき、全体ではほぼ前期並みとなった。
 その結果、タイヤ事業の売上収益は1兆63億8100万円で同7・1%増、事業利益は635億7200万円で同416・4%増だった。
 産業品他事業の売上収益は443億7100万円で同5・3%増、事業利

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