住友ゴム工業は2月14日に開催された23年度通期決算説明会の中で、27年を最終年とする新中計の進捗状況を報告した。
山本悟社長は「数値目標に対しては、足元の改善や値上げ・構成改善、コスト改善に全社で注力した結果、利益向上につなげることができた」とし、「中期計画の財務目標に掲げた経営指標はいずれも当初計画から大幅良化となった」と説明した。
具体的な新中計における構造改革事業の取り組みでは、対象約10事業・商材のうち23年~24年を目途にしていたガス管事業と欧州医療用ゴム事業の2事業の撤退・売却を完了した。今後はリソースを成長が見込まれる事業へシフトさせ、収益性の向上を図る。
米国工場・北米事業の取り組みでは当初計画以上に改善が進捗し
2024年02月16日