デンカは、2024年2月6日に発表したCDP2023のスコアにおいて、昨年に続き「気候変動」で「Aマイナス」、「水セキュリティ」で「B」となる評価を獲得したと発表した。
CDPは、2000年に世界の機関投資家が連携して設立した環境情報開示システムを提供する国際的な非営利団体となる。世界の主要企業に対して「気候変動」「水セキュリティ(水資源保護)」「フォレスト(森林保全)」に関する質問票を送付し、各企業の環境情報開示の透明性や経営の関与等を評価した結果をスコア付けして公表している。
CDPは現在、全世界で2万1000社以上の企業に対して、同プラットフォームを通じて環境情報の開示を推進している。
より広範囲な環境側面に対するKPIの設定や、企業ガバナンスの高度化が求められる中、同社は昨年から引き続き「気候変動」は「Aマイナス」、「水セキュリティ」は「B」の評価を維持した。
同社は今年度よりスタートした経営計画「MISSION2030」の下、サステナビリティの追求を経営の根幹に位置付けている。次回実施するCDP2024より、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が公表した気候関連情報開示に係る新たなグローバル基準(IFRS S2)との整合を進める他、生物多様性への取り組みも開示対象に含む予定であり、同社は今後もより踏み込んだKPIの設定や具体的なリスクと機会の深耕、企業活動が資源に与える影響を精緻に把握ならびに極小化するなどの改善を図りながら、引き続き適切な環境情報の開示に取り組む。
同社はこれからも、「化学の力で世界をよりよくするスペシャリストになる」というパーパスのもと、世界に誇れる化学で、人々の暮らしと社会に貢献し続ける。
2024年02月16日