日本ゼオンは2月19日、電池用材料の製造、販売会社である中国の深圳好電科技有限公司および王鍵氏を被告とした民事訴訟を、2024年1月5日に、中国深圳市中級人民法院に提起したと発表した。
同訴訟は好電社が同社のリチウムイオン電池用バインダーに関する営業秘密を不正に取得し、これを使用しているなどとして、中国不正競争防止法等に基づき、損害賠償及び営業秘密の開示・使用・許諾等の差止めを求めるもの。
同社は好電社が同社の営業秘密を不正に利用している疑いにつき是正を求めてきたが、解決に至らなかったため、今回の提訴に踏み切った。同社は、今後も知的財産権の侵害に対しては断固とした対応を取り、グローバルに拡大する電池市場を同社独自技術に基づく製品によって支えていく。
2024年02月20日