出光興産は2月28日、同社の愛知事業所が、経済産業省が制定する認定事業者制度における特定認定事業所(スーパー認定事業所)に、2024年2月5日付けで経済産業大臣から認定されたと発表した。愛知県内の事業所では、初めての特定認定取得となる。
スーパー認定事業者制度は、多様化する災害、プラントの高経年化、熟練従業員の減少などに対応するため、IoT、ビッグデータの活用、高度なリスクアセスメント、第三者による保安力の評価の活用などの高度な保安の取り組みを行っている認定事業者を認定する制度。
認定を受けた事業所には、自主保安の規制合理化が適用され、国際的な競争力の強化につながる。
愛知事業所では、先進技術を活用した保安力向上にも取り組んでいる。例えば「技術伝承・生産性向上を目的とした装置内360°ストリートビューの導入」や「ボイラー燃焼制御へのAI活用による装置変動の抑制」などを既に実現している。これらがスーパー認定現地調査において評価された。
愛知事業所は「次の半世紀もクリーンなエネルギーの安定供給で地域社会を支える無事故・無災害、安全・安心、緑豊かな100年事業所」という愛知事業所の将来ビジョンの実現に向けて、さらなる自主保安の高度化を進めていく。
これからも同社は、高度なリスク評価、先進技術を活用した設備の信頼性向上及び高度な技術を有する人財育成通じて、エネルギーの更なる安全・安定供給に努めていく。
2024年02月29日