ISCC PLUS認証取得 東レ、国内4拠点において

2024年02月29日

ゴムタイムス社

 東レは2月28日、国内4拠点(名古屋事業場、東海工場、岡崎工場、千葉工場)において、2023年12月に、ISCC PLUS認証を取得したことを発表した。
 ISCC PLUS認証は、マスバランス方式によるバイオマス原料やリサイクル原料などに由来する製品を、グローバルなサプライチェーン上で適切に管理・担保する認証制度。今回の認証取得により、各拠点はバイオマス原料またはリサイクル原料をマスバランス方式で割り当てて使用し、PA6樹脂、PPS樹脂、PA410繊維、ABS樹脂を生産、供給することが可能となった。
 今後、岡崎工場ではマスバランス方式によりバイオマス原料を割り当てた繊維製品の生産を2024年3月中に開始する予定。また、名古屋事業場、東海工場および千葉工場では、マスバランス方式によりリサイクル原料を割り当てた樹脂製品の生産を2025年度に開始する予定。今後、各拠点における供給体制を構築することで、顧客におけるバイオマス原料やリサイクル原料の使用、CFP(カーボンフットプリント)の低減などのニーズに応えていく。
 同社は、「東レグループサステナビリティ・ビジョン」において、「資源が持続可能な形で管理される世界」を、2050年に目指す世界のひとつとしている。今後も、顧客の資源循環型製品のニーズに応えていくことで、サーキュラーエコノミーが当たり前の社会を目指し、企業理念である「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の具現化に取り組んでいく。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー