豊田合成は3月4日、ものづくり力の向上や技能尊重の風土づくりをねらいに、技能者が金型加工の技を競い合う「金型技能競技会」を西溝口工場で開催したことを発表した。
この競技会は2018年から毎年開催されており、今回は海外拠点から過去最多の8名の技能者をはじめ、内外装部品などの金型保全部門の選抜メンバーや、仕入先の代表者ら計22名が出場。ヤスリや測定器などを駆使して金型加工の出来栄えやスピードを競う「金型仕上げ」競技に取り組んだ。今年から金型保全に求められる短時間で高品質な仕上げの更なる能力向上のために、作業時間を20分短縮し5時間10分とした。
同社では、人材育成の一環として技能検定の資格を持った先輩が指導者役となり、競技会参加者の競技力向上のサポートを行っている。同社は今後も技能の向上と伝承などを通じ、生産現場のモノづくり力を高めていく。
2024年03月05日