レゾナックは3月11日、青化ソーダの販売を終了することを決定したと発表した。
同社は、1966年に川崎事業所(神奈川県川崎市)で青化ソーダの生産を開始した。1976年に日本曹達へ製造を委託し、2011年には販売業に特化するという業態変遷を経て供給を続けてきた。
今回、日本曹達水島工場(岡山県倉敷市)の閉鎖および青化ソーダの生産・販売終了が決定し、同社は今後の調達先が確保できないことから、青化ソーダの販売終了を決断した。
販売終了時期は、2025年3月を予定しており、同社在庫品がなくなり次第、終売となる。
青化ソーダは青酸ソーダやシアン化ナトリウムとも呼ばれ、同社は白色の粒状、または球状(タブレット)品の2つのタイプを販売している。メッキ浴薬剤、鉱石の浮遊選紘剤、顔料(紺青)、浸炭窒化剤、医薬・農薬・有機合成薬品の原料などに使われる。
2024年03月12日