ニッタは3月18日、CNT複合化技術Namdを用いた産業分野向けCFRP製品を開発(特許取得済)したことを発表した。
同社独自のCNT複合化技術Namdは、2017年度以来、「振動減衰性」や「弾性率の速度依存緩和(しなり戻り)」などの優れた特性により、テニスラケットやゴルフクラブシャフトなどのスポーツ分野において炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製品に多数採用されてきた。
同社はNamd事業の更なる拡大を目指し、産業分野用途への展開を図るため開発を進めてきたが、今回2G―Namdの特長の一つである「疲労耐久性」を活かし、これまで実現困難であった軽量高強度かつ高信頼性のCFRP製品を開発した。
なお、同社は同製品を高信頼性が求められる航空・宇宙分野用途に展開するため、2025年に航空宇宙品質マネジメント(AS9100)認証の取得を目指す。
2024年03月19日