王子ホールディングスはこのほど、本田技研工業(Honda)において、自動車向け補修交換用ワイパーゴムのパッケージ素材に、同社紙製品が採用された。Hondaでは従来、補修交換用ワイパーゴムのパッケージ素材にプラスチックを使用していたが、「環境負荷ゼロを目指したTripleAction to ZERO」の一環として、今回、軽自動車「NBOX」向け補修交換用ワイパーゴムの一部のパッケージについて同社とともに既存のプラスチック素材用包装機械を用いたまま紙素材への切り替えを実現した。
採用された紙製品は、王子エフテックス社製の原紙を使用し、手触りが良く、開封しやすいという紙素材の特徴を生かした環境にやさしい包装となっている。近年、世界的なプラスチック使用量削減の動きが進み、プラスチック製パッケージの紙化が進んでいる。同社グループは引き続き、環境配慮型素材・製品の開発(クリーンイノベーション)を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していく。