横浜ゴムは３月25日、トヨタ自動車が２０２３年10月よりタイで発売したコンパクトＳＵＶの新型「ＹＡＲＩＳ ＣＲＯＳＳ」の新車装着（ＯＥ）用タイヤとして、「ＢｌｕＥａｒｔｈ―ＸＴ ＡＥ61（ブルーアース・エックスティー・エーイー61）」の納入を開始したと発表した。装着サイズは２１５／60Ｒ17 96Ｈおよび２１５／55Ｒ18 95Ｖとなる。
「ブルーアース・エックスティー・エーイー61｣はクロスオーバーＳＵＶ専用として開発したサマータイヤ。今回装着したタイヤはプロファイルに専用チューニングを施すことで「ＹＡＲＩＳ ＣＲＯＳＳ」にふさわしい高い操縦安定性を実現しながら、軽量化と転がり抵抗のさらなる低減を両立させている。
これらの性能の実現にあたっては「人間特有のひらめき」や「発想力」と「ＡＩが得意とする膨大なデータ処理能力との協奏」によって新たな発見を促しデジタル革新を目指す、同社独自のＡＩ利活用フレームワーク「ＨＡＩＣｏＬａｂ（ハイコラボ）」に基づいて独自開発したタイヤ特性値予測システムを活用した。現実データとシミュレーションによる仮想データを生成・収集し、ＡＩで予測・分析・探索することで得た新たな知見が、同製品の技術開発の革新に活かされている。
同社は先進タイヤ技術「ＢｌｕＥａｒｔｈ」テクノロジーを投入したタイヤの開発を積極的に進めており、「ＢｌｕＥａｒｔｈ」シリーズのタイヤはガソリン車からハイブリッドカー、ＥＶまで、最新のセダンやＳＵＶ、スポーティーカー、コンパクトカーなどに幅広く新車装着している。
ブルーアース・エックスティー・ＡＥ61
新型ヤリスクロス
