旭化成は3月28日、24年4月1日出荷分よりスチレン系熱可塑性エラストマーの価格改定を実施すると発表した。対象製品はスチレン系熱可塑性エラストマー(タフプレン。アサプレンTなど)が+70 円/kg以上、水添スチレン系熱可塑性エラストマー (タフテック、S.O.E.)が+120円/kg以上。 原油価格高騰や円安に伴い主原料価格、副原料コスト、用役、物流費が高止まりしている。また、エラストマー製造設備の維持・更新費用の増加に伴い製造コストが上昇し、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。このような状況下、製品の安定供給維持のために価格改定を実施せざるを得ないという判断に至った。
2024年03月28日