東ソーは3月29日、ポリエチレン樹脂について、価格改定を実施すると発表した。
対象製品は、ポリエチレン樹脂全製品、低密度ポリエチレン(商品名ペトロセン)、直鎖状低密度ポリエチレン(商品名ニポロン―L、ニポロン―Z)、超低密度ポリエチレン(商品名LUMITAC)、高密度ポリエチレン(商品名ニポロンハード、ニポテック)、エチレン酢酸ビニル共重合体(商品名ウルトラセン)、ポリオレフィン系接着性樹脂(商品名メルセン)、高溶融張力ポリエチレン(商品名TOSOH-HMS)となる。価格改定幅は、現行価格から1kg当たりプラス10円、実施時期は、2024年4月21日納入分よりとなる。
同社は、これまで徹底したコスト削減、製品の安定供給に努めてきた。しかしながら、2024年4月以降のトラックドライバー時間外労働上限規制適用の影響による物流費上昇、また労務費および資材の高騰による生産設備の維持・修繕費用も増加している。かかるコストの上昇は、自助努力のみでの吸収が困難な状況であることから、今後の事業継続および安定供給維持のため価格改定を実施することとした。
2024年04月01日