横浜ゴムは３月29日、２０２３年12月に発表された「メルセデスＡＭＧ ＣＬＥ53 ４ＭＡＴＩＣ＋クーペ」に新車装着（ＯＥ）用タイヤとして「アドバン・スポーツＶ１０７」の納入を開始したと発表した。装着サイズは、フロント用が２６５／40ＺＲ19（１０２Ｙ）、リア用が２９５／35Ｒ19（１０４Ｙ）。
「アドバン・スポーツＶ１０７」は、同社のグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」シリーズのウルトラハイパフォーマンスタイヤ。プレミアムカーカテゴリーをターゲットに、プレミアムカーメーカーとの共同開発や世界一過酷なテストコースと言われるニュルブルクリンクでのテストで鍛え上げた。今回納入したタイヤはメルセデスＡＭＧと共同開発しており、パターンデザインでは静粛性を確保しつつ、高いドライ性能とウェット性能を両立するために溝面積やコンパウンドなどをチューニングした。また、接地面が均一になるように独自技術である「マウンド・プロファイル」を採用し高いドライ性能を発揮するほか、ケーシング剛性を最適化することにより、ハイパワー・プレミアムカーに必要不可欠な高い操縦安定性だけでなく、優れた低燃費性能も実現している。また、タイヤサイドにはメルセデスＡＭＧの承認を示す「ＭＯ１」のマークが刻印されている。
「アドバン・スポーツＶ１０７」はこれまでにもメルセデスＡＭＧへの数々の採用実績があり、近年では「メルセデスＡＭＧ ＥＱＳ53 ４ＭＡＴＩＣ＋」や「メルセデスＡＭＧ ＧＬＢ35 ４ＭＡＴＩＣ」向けに新車装着用タイヤを納入している。
同社は２０２４年度から２０２６年度までの新中期経営計画「ヨコハマ・トランスフォーメーション２０２６（ＹＸ２０２６）」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げている。その一環として、グローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、ＳＵＶ・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」の新車装着を推進している。
アドバン・スポーツ・ブイ１０７
