UBEは4月1日、24年度入社式を開催し、泉原雅人社長が44 人の新入社員を前に挨拶を行った。泉原社長は「当社はは今年で創業127年になる歴史の古い企業だが、今、大きな変革期を迎えている。22年に社名をUBEへ変更し、化学事業会社として新たなグループ経営をスタートさせた。経営体制は時代や事業環境に応じて変えていくが、経営の根底にあるものは変わりらない。それは当社の二つの創業の精神で表されている」と話し、「『共存同栄』は「すべてのステークホルダーとの共生」として、『有限の鉱業から無限の工業へ』は「化石資源に大きく依存しない事業構造改革による持続的成長」として、今なお、私たちの進むべき方向を示している。この創業の精神の下、長い歴史の中で培ってきたモノづくりの技術を活かし、社会に必要とされている価値を、社会が求める安全で環境負荷の少ない方法で創り出し、常に人々に提供していくことが使命であり、当社のパーパスだ」と紹介した。
また、泉原社長は「UBEの一員となった皆さんは、ぜひこれらの精神・パーパスを深く胸に刻み、これから担当する自分の仕事がこのような精神やパーパスの下で、どのように位置付けられるか、常に問うてみる習慣をつけてほしいと思う。仕事の意義を確認し、新たな価値を付け加えるにはどうすればいいか、自分なりに考え、積極的に提案してほしい」と語った。
泉原社長は「適者生存、他社より強い者、賢い者が生き残るのではなく、環境変化に対応できた者だけが生き残る。当社はこれまでも環境変化を新たな事業拡大のチャンスに変え、更なる成長を果たしてきた。変化には若い力が欠かせないので、皆さんも新たなUBEを創る挑戦者の一人として、ぜひ、変革の仲間に加わってほしい」と力を込めた。
2024年04月02日