住友ゴム工業は4月1日、神戸市の本社と国内6社工場でのオンライン形式で2024年度入社式を開催した。新入社員は企画技術職8名、実務職3名、技能系92名で、式には山本悟社長、井川潔執行役員人事総務本部長らが出席した。
山本悟社長は新入社員を前に住友ゴムの一員として大切にしてほしいことと社会人として大切にしてほしい心構えの2つのテーマであいさつした。
住友ゴムの一員として大切にしてほしいことでは、「企業理念「Our Philosophy」は、住友ゴムグループで働く約4万人の社員が、同じ方向に向かって進んでいくために持つ共通の指針で、その中で軸となる存在意義・Purposeは「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる」というもの。「最高の安心とヨロコビ」を提供するために、イノベーションを起こし、挑戦をし続けていくこと、お客さまと社会からの信頼に応え、その期待を超える価値を生み出していくという想いがPurposeに込められている。私たち一人ひとりが力を発揮し、人・社会・未来を支える「最高の安心とヨロコビ」をつくり出し、提供することが住友ゴムの存在意義であり、世の中や環境が日々変わっていく中で、私たちも変化に対応できるよう変わっていかなければならない。自らが新しいことに挑戦し、イノベーションを起こしていこうという考え方を大切にしてほしい」と話した。
社会人として大切にしてほしい心構えとしては、「素直な気持ち」と「一生懸命に努力する」と「熱い想い」の3つを新入社員に求めた。素直な気持ちでは、「伸びていく若手を見ていると、素直な心を持って、人の意見や話をよく聞き、常に自らを振り返り、自分自身を見つめることができる人が多いように思う。誰の意見もまずは素直に聞き、良いと感じたことは素直に取り入れていくことを繰り返すことで、自分の至らない点が補強され、実力が蓄えられていく。素直な気持ちを持って、誠実であることは、何よりも強いベースとなる。」と述べた。
一生懸命に努力するでは、「「努力は人を裏切らない」という言葉は私をいつも元気にしてくれる魔法の言葉。苦しい時も逃げずに一生懸命に努力し取り組むことで、必ず道は開ける。苦しんだ努力ほど、自分の力となって必ず蓄積されていく。」と述べた。
熱い想いでは、「自分が成し遂げたい仕事や目標の達成に向けて、誰よりも「熱い想い」を持って取り組む。その熱い想いは周りの人に伝わり、周囲を巻き込むパワーを生む。達成しようという意思が強ければ強いほど成功の確率は高くなる。」と述べた。
山本社長は最後に、「皆さんは社会人としては1年生ですので真っ白な状態。自分の気持ち次第、やる気次第で、どんなことでも吸収可能。今のフレッシュな気持ちを忘れずに、「素直な気持ち」と「熱い想い」をもって、何事にも「一生懸命に努力」し、一歩一歩着実な成長を期待している。」と挨拶を締めくくった。
2024年04月03日