TOYO TIREは4月3日、ドイツ・ニュルブルクリンクで本年5月30日~6月2日にかけて開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」および4月5日から開幕する年間シリーズ戦の「NLS耐久シリーズ」に、同社グローバル・フラッグシップブランド「PROXES(プロクセス)」の専用レースタイヤを装着した車両で参戦すると発表した。
「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は、世界でも有数の過酷な耐久レースとして知られている。
同レースの舞台となるニュルブルクリンクは、ラインラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクに位置し、約5kmのGPコースと約20kmのノルドシュライフェ(北コース)から構成される全長約25kmのサーキットとなる。特に北コースは300mもの標高差や170ヵ所以上のコーナーなど過酷な条件を備えている。そのラップタイムは車両の性能を測るひとつの指標になり、多くの自動車メーカーやタイヤメーカーが製品の性能を追求する場として活用している。
この24時間耐久レースに参戦するドライバーがコースの習熟や実戦テストなどを目的として出場する「NLS耐久シリーズ」は、4時間から最長6時間までのレースプログラムを年間6回にわたり開催している。
同社は昨年に引き続き、数々の入賞実績を持つレーシングチーム「Ring Racing」協力のもと、参戦車両「TOYOTA GR Supra GT4 EVO」向けに開発した専用レースタイヤ「PROXES Slicks(ニュルブルクリンクスペック)」を装着し、レースに臨む。また、PROXESブランドアンバサダーである木下隆之選手が同社のサポートドライバーとして全レースに参戦する。そして、同年のニュルブルクリンク24時間耐久レースではSP10クラス優勝を、NLS耐久シリーズではシリーズチャンピオン獲得をめざす。
なお、同製品の原材料の一部にはサステナブル素材を採用している。同社は過酷な同耐久レースでの走行経験を通じて得るデータや知見を今後の高品質、高機能商品の開発に生かすとともに、方針として掲げる「持続可能なモビリティライフの実現」に寄与していく。
2024年04月05日