三ツ星ベルトは4月8日、同社四国工場(香川県さぬき市)で、新たに第5棟、ボイラー棟およびLNGサテライトが竣工したと発表した。
同社はグローバルな拡販活動を積極的に展開し、生産体制の見直し再構築を進めている。四国工場の第5棟では伝動ベルトの生産能力を増強し、顧客への納入体制を整備することで、今後の事業拡大を推進していく。同工場では、従来より井水を使用していたが、新棟ではチラーやクーリングタワーを導入し水循環式のシステムを採用し、水資源保全の取り組みにも努めている。
ボイラー棟、LNGサテライトの新設により、熱源となるボイラーの燃料を重油からLNGガスへ切り替えることで、CO2排出量の少ないエネルギーへの転換を実現し、環境負荷の低減に貢献していく。
四国工場では、環境保全の取り組みとして、再エネ電力や太陽光発電システムの導入なども積極的に推進している。23年度(推計)では、CO2排出量が2013年度比で61%削減される見通し。
第5棟の概要。建物は鉄骨造2階建て(建築面積1289㎡、延床面積2486㎡)。生産品目は伝動ベルト。ボイラー棟(建物は鉄骨造2階建建築面積182㎡、延床面積301㎡)。
LNGサテライトについては重油からLNGガスへの切替によりCO2排出量は約1250tCO2年削減(現状、カーボンニュートラルLNGを50%使用する計画)。
2024年04月08日