出光興産の子会社が開始 キャンピングカー事業

2024年04月11日

ゴムタイムス社

 出光興産は4月10日、同社の子会社であるアポロリンクが、4月17日に直営店舗「vantner MITAKA」をオープンし、キャンピングカーのレンタル・販売事業「vantner(バントナー)」を開始すると発表した。
 同事業を通じて、多様化するユーザーのカーライフに応えると同時に、将来的には全国のapollostationでの展開等を検討する。
 「バントナー」では、アポロリンクが厳選した人気の軽キャンピングカー(2 車種)と、ゆとりのある1BOXカータイプのキャンピングカー(1車種)を用意、キャンピングカーとアウトドアギアのレンタルに加え、旅のおすすめプラン・宿泊先までを、ワンストップで手配が可能となる。
 公式WEBサイト上で予約から決済まで実施でき、貸し出し当日の精算がなくスムーズな受け渡しが行える。また、レンタル利用でユーザーが気に入ったキャンピングカーの新車購入にも対応する予定となる。
 店舗では、車両の受け取り、返却のサポートに加え、スタッフによるキャンピングカー選びのアドバイス、キャンプのプラン提案などを受けることができる。
 店舗名称「バントナー」は、 「van」(車)と「partner」(パートナー)を組み合わせた造語。「自由気ままに(Freedom)」「自分(達)だけの時間を(Me time)」「手軽に気軽にシンプルに (Simplicity)」をサービスのコンセプトとしており、キャンピングカーをより身近に楽しんでほしいという想いを込め名付けた。
 「バントナー」の特長は4つ。
 1つ目は、旅の目的に合わせて選べるレンタカーラインアップとなっている点。N―VAN、ジムニー、ハイエースの3車種にキャンピングカー装備を架装したレンタカーを用意している。旅行の目的や運転のしやすさを重視したラインアップとなる。
 2つ目は、厳選のアウトドアギアであるという点。アウトドアショップ「Nicetime Mountain Gallery」がセレクトしたアウトドアギアを用意、ユーザーのさまざまなニーズに対応する。
 3つ目は、気軽に相談できる店舗スタッフがいるという点。常駐スタッフがレンタカー車両の受け取り、返却をサポートするだけではなく、キャンピングカーについてのさまざまなアドバイスを行う。また、気軽に旅のプランの相談にも対応する。
 4つ目は、キャンプ場予約サイトとも連携しているという点。車のレンタルと合わせて、キャンピングカーを楽しめるオートキャンプ場のWEB予約ができる。
 アポロリンクは、全国に広がる同社のサービスステーション「apollostation」や系列特約販売店向けに、カーメンテナンスやホームライフ関連商品の開発・提供、教育研修などを行っている。キャンピングカーのレンタル・販売事業はアポロリンクとして初めての取り組みとなる。「vantner MITAKA」の運営を通じてユーザーの多様化するニーズを把握しサービスや商品開発の充実化につなげるとともに、系列特約販売店との連携や将来的には「apollostation」での展開等も検討していく。

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