東ソーは4月10日、山口県内の森林で伐採された林地残材の有効活用と、伐採後の森林における再造林を促進するため、「東ソー苗木基金」を創設し、同日に山口県、山口県森林組合連合会の三者による「東ソー苗木基金の創設に関する協定書」を締結したと発表した。
同協定に基づき、同社は林地残材から生産した燃料用チップを受け入れ、南陽事業所の自家発電用燃料として有効活用するとともに、燃料用チップの受入量に応じた基金を拠出する。
山口県からの制度の周知・助言等の協力の下、山口県森林組合連合会が同基金を活用して苗木を森林所有者へ供給し、伐採後の再造林を促すことで、森林の有する多面的機能の維持と森林資源の循環による林業振興を図る。
同社は、今後も森林の循環利用による脱炭素・循環型社会の形成に貢献していく。