積水化学、５月21日出荷から　塩ビ管、プラント製品値上げ

　積水化学工業は４月11日、塩化ビニル管・建築設備配管製品・プラント製品・強化プラスチック複合管の価格改定を実施すると発表した。値上げ実施日は５月21日出荷分、対象製品と値上げ幅は塩化ビニル管全般15％以上、塩ビ継手、塩ビマス、および関連製品 ８％以上、建築設備用塩化ビニル管、継手、および関連製品10％以上、建築設備用ポリエチレン管、継手、および関連製品 10％以上、硬質塩化ビニルライニング鋼管、継手、および関連製品10％以上、プラント配管材、ＤＣプレート、および関連製品10％以上、強化プラスチック複合管、および関連製品５％以上となる。
　同社が製造・販売する製品について、昨今、諸原料、仕入部品、副資材の値上げ、エネルギーコストの高騰が相次いでおり、併せて、人材確保に向けた賃上げ、物流コストの増加により製造原価が著しく上昇している。これまでコスト削減や事業効率化を鋭意推進してきたが、自助努力の限界に達したので販売価格の改定を実施することにした。