バンドー化学は4月12日、創立118周年を迎え、本社事業所において記念式典を行い、植野社長をはじめとする役員、従業員が出席した。
植野社長は「本日ここに創立118周年の記念すべき日を迎え、皆さんとともに祝うことができることは大きな喜びだ。まずは、バンドーグループの皆さんや日頃、皆さんを支えるご家族の皆様をはじめ、関係先の方々の日頃のご協力に対し、深く感謝する。皆さんご存知のとおり当社は、阪東直三郎氏が発明した木綿製伝動ベルト「阪東式木綿調帯」の製造を行う会社として、1906年(明治39年)神戸の地に創業した。我が国最初の産業用ベルトメーカーとして以降100年以上にわたり、イノベーティブな製品をつくり続け、社会にとって、なくてはならない会社へと成長してきた。その間戦争や災害、大きな経済環境の変化など苦難の時代もあったが、創業から脈々と受け継がれたDNAである「不屈の精神」で乗り越えてきた。今、バンドーグループで働く私たちは、諸先輩方が培ってこられた伝統という「土」をベースとして、未来に向かって新しい「風」を吹きこみ、さらに進化させていかねばならないと思う」と述べた。
続いて植野社長は「本年は中長期経営計画「Creating New Value for the Future」の第1ステージ(CV―1)の2年目であり、2026年度の目標達成に向けた正念場の年になる。これまで以上にスピード感を意識して、重要な課題を中心にやり切っていかねばならない。2024年度経営方針のスローガンは「和を尊び、個を磨く。さあ、行こう。」とした。当社の経営理念には「調和の精神」という言葉があるが、調和とは、それぞれの立場や価値観が異なっていても、大きな目標達成に向けては、全員が同じ方向を向き、真剣に対話や議論を重ね、集合智を活かしていくことである。中長期経営計画の第1ステージ(CV―1)の目標達成に向けて、今こそ「調和の精神」を胸に、「和」を尊ぶことが大事であると考えています。一方、会社が成長していくための原動力は、皆さん各々の個の力。一人ひとりが、心(志や構想力)・技(仕事におけるスキル)・体(健康な身体や行動力)を磨き、昨日より今日と、少しでも成長していくことを大いに期待している。中長期経営計画の第1ステージ(CV―1)の2年目である今年度は、一人ひとりが行動をおこし、結果を出すことに拘る年にしたいと思う。バンドーグループ一丸となって、勇往邁進していこう」と締めくくった。
2024年04月15日