横浜ゴムは４月15日、世界の男子プロテニスツアーを統括する男子プロテニス協会（ＡＴＰ）とＡＴＰツアーのオフィシャルタイヤパートナー（ゴールドパートナー）契約を締結したことを発表した。ＡＴＰツアーのオフィシャルタイヤパートナー契約を結ぶのは同社が初となる。
ＡＴＰツアーは世界で10億人のファンを抱え、世界最高レベルの選手が出場する最も権威あるトーナメント。今回のパートナー契約は欧州市場でのＹＯＫＯＨＡＭＡブランドの認知度向上を目的としており、同社は世界トップ８のシングルス選手とダブルスチームのみが出場できる最終戦の「Ｎｉｔｔｏ ＡＴＰファイナルズ」をはじめ、イタリア、イギリス、ドイツ、モナコで開催される計５大会に協賛する。契約期間中はＡＴＰツアーのロゴを活用した販促活動や協賛大会のコート上でのＹＯＫＯＨＡＭＡロゴの表示をはじめ、ＡＴＰツアーのＳＮＳ（フォロワー９００万人以上）やウェブサイト（年間１億５０００万人が閲覧）でのブランド掲出などが可能になる。
同社は２０２４年度から２０２６年度までの新中期経営計画「ヨコハマ・トランスフォーメーション２０２６（ＹＸ２０２６）」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、ＳＵＶ・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。また、各地域の市場動向に沿った開発・供給・販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進している。同戦略に基づき、欧州では２０２３年８月に主要市場のひとつであるイタリアにタイヤ販売会社を設立した。また、今回のＡＴＰツアーとのパートナー契約を含め、欧州市場全体でＹＯＫＯＨＡＭＡのプレゼンスを高める活動を推進している。
パートナーシップロゴ
