東洋紡エムシーの子会社　ニッケに全株式譲渡

　東洋紡エムシーは４月17日、このほど、連結子会社である東洋紡カンキョーテクノの全株式を日本毛織（ニッケ）に譲渡することを決定し、本日、株式譲渡が完了し、これに伴い、東洋紡カンキョーテクノは同社の連結範囲から除外されたと発表した。
　１９９３年設立の東洋紡カンキョーテクノは、１９９７ 年に同社の親会社である東洋紡が完全子会社化し、２０２３年４月の同社設立に伴い、同社の連結子会社となった。同社の主力製品は、産業排気処理プラント用のフィルターバグとなるが、自社技術を用いて機能性と利便性を付与したフィルター提供することにより、快適な地球環境の創造に貢献してきた。
　今回、同社は、２０２３年４月に策定した「２０２５中期経営計画」におけるポートフォリオ戦略に基づき、モビリティ・電子材料や環境ソリューションといった成長事業への選択と集中を進めるべく、ニッケへ同社株式を譲渡することを決定した。