横浜ゴムは４月17日、ＳＵＶ・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」の新商品として、アグレッシブなデザインでオフロード感を高めたスタンダードオールテレーンタイヤ「ジオランダーＡ／Ｔ４」を２０２４年５月より全世界で順次発売すると発表した。日本での発売サイズ数は５月に発売する19サイズを皮切りに、２０２４年７月までにＬＴサイズを含めて計31サイズまで拡大する。また、それ以降も順次サイズ拡大を予定している。
「ジオランダーＡ／Ｔ４」は従来のスタンダードオールテレーンタイヤ「ジオランダーＡ／Ｔ Ｇ０１５」の後継モデルで、１９９６年に誕生した「ジオランダーＡ／Ｔ」の第４世代商品。オールテレーンタイヤに求められるオンロード性能とオフロード性能をさらに高次元で両立しながら、よりオフロードイメージの強いデザインを実現した。アグレッシブなトレッドパターンとサイドウォールのブロックデザインがオフロード感を高めるとともに、オフロード性能や耐カット・チッピング性能を向上。同時にオンロードでの優れたウェット性能や快適性も実現している。また、タイヤの接地形状を見直すことでオフロード性能およびオンロードでの耐摩耗性能を高めた。雪上性能も向上しており、冬用タイヤとして認められた証「スノーフレークマーク」を全サイズで獲得し、冬用タイヤ規制時でも走行可能なタイヤとして認められている。
世界中でＳＵＶ、ピックアップトラックの人気が高まる中、同社は「ジオランダー」シリーズにおいてハイウェイテレーンからマッドテレーンまで幅広い商品と豊富なサイズラインアップを揃えている。オールテレーンタイヤでは新商品の「ジオランダーＡ／Ｔ４」に加え、オフロードチューニングやドレスアップを楽しむユーザー向けの「ジオランダーＸ―ＡＴ」、フルサイズピックアップトラックなどの商用車両向けに北米と豪州で発売した「ジオランダーＡ／Ｔ ＸＤ」をラインアップしている。
同社は２０２４年度から２０２６年度までの新中期経営計画「ヨコハマ・トランスフォーメーション２０２６（ＹＸ２０２６）」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、ＳＵＶ・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。また、各地域の市場動向に沿った開発・供給・販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進している。
ジオランダー・エイティ４
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