日本建設機械工業会は1月10日、東京・港区の東京プリンスホテル(プロビデンスホール)で新年賀詞交歓会を開催した。
野路國夫会長は年頭のあいさつで、今年は元気を取り戻し明るい一年になることを念願すると前置きし「建設機械業界を取り巻く環境は、国内は何よりも震災復興需要への対応。海外ではアジア・新興国のポテンシャルは大きなものがあり、中国の急減速や円高など厳しい環境下にはあるが、将来の発展を目指して頑張りたい。
建機工業会としては、今年は3つのキーワードで事業展開を進めていきたいと考える。1つは国内の復興需要である。建機は復興には不可避なものであり、東北地域の復興、福島地域の除染など、知恵を出して進めていきたい。2つ目はピーク電力の抑制。会員各社は国内に多くの生産拠点を有しておられるが、引き続きピーク電力削減に会を上げて対応していく必要がある。3番目はグローバル展開。北米地域は昨年から徐々に回復に向かっており、中国を含めたアジア市場は今後も確実に成長していくことが見込まれる。こうした中で、日本の建機メーカーは高い技術力を武器に安全、安心を顧客に提供し、国内で研修開発を進化させ、優れた製品をグローバル規模で供給し、良いサイクルの構築を目指すことが重要」と述べた。
引き続き、経産省の上田製造産業局長が来賓あいさつを行い、同工業会の竹内福会長が乾杯の発生を行い、新年のスタートを祝う懇親パーティに移った。
2012年01月18日