ブリヂストンは4月23日、経済産業省と東京証券取引所が共同で新設した「サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄(SX銘柄)2024」に選定されたと発表した。「SX銘柄」とは、東京証券取引所の上場企業の中から、 投資家などとの建設的な対話を通じて、社会のサステナビリティ課題やニーズを自社の成長に取り込み、経営改革・事業変革によって、長期的かつ持続的な企業価値創造を進めている先進的企業を選定するもの。同社は、その初回に選定された15社のうちの1社となった。
「SX銘柄」の選定では、企業の価値創造ストーリーを構成する「価値観・長期戦略」、「実行戦略」、「KPI・ガバナンス」、「実質的な対話・エンゲージメント」の4つの観点から企業の取り組みを評価している。今回は、同社の使命である「最高の品質で社会に貢献」に基づき、ビジョン「2050年サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」の実現を目指す経営戦略の一貫性が認められ、選定された。また、経営戦略の実行による持続的な企業価値向上に向けた取り組みや、サステナビリティにおける重要課題の特定、そしてそれを踏まえた情報開示などの取り組みも評価されたと捉えている。
また、5月24日に、経済産業省・東京証券取引所が主催する「SXシンポジウム2024」において、「SX銘柄2024」表彰式が予定されている。当日は、同社の石橋秀一取締役代表執行役Global CEOのも登壇し、同社のサステナビリティに関する取り組みについてプレゼンテーションを行う予定。
同社は、「2030年長期戦略アスピレーション(実現したい姿)」に沿って策定した中期事業計画(2024―2026)において、商品を「創って売る」「使う」、原材料に「戻す」という同社のバリューチェーン全体で、カーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブへの取り組みを、ビジネスと連動させながら強化していくことで、持続的な企業価値の向上と、サステナビリティ価値創造の基盤を構築していく。
また、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を未来からの信任を得ながら経営を進める軸として、従業員、社会、パートナー、ユーザーなど、多くのステークホルダーと共に価値を創出することで、未来に対する責任を果たし、持続可能な社会を支えることにコミットしていく。
2024年04月25日