ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの子会社であるダウ・グローバル・テクノロジー(DGTL)は高分子量の新臭素化ポリマー難燃剤(ポリマーFR)を開発した。
ポリマーFRは、今後の押出ポリエチレン(XPS)および発泡ポリスチレン(EPD)フォーム用の標準難燃剤になると期待されている。ダウが持続性にに 富んだ製品開発を進める中、HBCD(ヘキサブロモシクロドカデン)を置き換える難燃剤となるポリマーFRの開発に成功した。
DGTLはケムチュラ社と最初のポリマーFRライセンス契約を締結した。このライセンスにより、ケムチュラ社は同社のグレードレイクスソリューションズ事業を通じて、XPS及びEPS向けの新しいポリマーFRを製造・販売する。
また、EPS及びXPSメーカーがポリマーFRを採用することで、この新しい技術への円滑な転換が促進され、ポリマーFRが新しい標準難燃剤になると期 待されるとしている。配合の最適化、市場評価を得るために、ライセンシーは2011年中に一定量のポリマーFRを確保する予定。
2011年04月15日