ハイケムは4月25日、同社が取り扱うファッションに関連するコンテンツを配信するプラットフォーム「HighChem-Fashion.com」を立ち上げたと発表した。
世界中のブランド、生地メーカーに対し、現在同社が取り扱うトウモロコシ由来のPLA 繊維「HIGHLACT(ハイラクト)」の生地サンプルや関連資料、最新ニュースを簡単に入手できる状態を構築すると同時に、同社が今後展開していく、CO2由来のポリエステルなどの新素材を展開するプラットフォームとして活用していく。
同社は2021年に素材ブランドとして「ハイラクト」を発表し、PLA繊維の市場開拓を行っている。現在では、PLA繊維のサステナブルな特性と、同社の優れた繊維化の技術力が認められ、国内外における幅広いブランドからの採用が始まっている。更に、昨年からは、ヨーロッパでの展示会の出展や営業活動を本格化させ、20を超える欧米の生地メーカーとの共同開発を進めるなど、グローバル展開を加速している。
今般の、HighChem-Fashion.comの立ち上げも、グローバルなコミュニケーションチャネル構築の一環となる。オンラインショッピングや資料ダウンロード機能の追加、最新情報の提供によりユーザーの利便性を高め、リサイクルポリエステルに次ぐサステナブル繊維として、欧米市場におけるPLA繊維のプレゼンス向上を目指す。
また、PLA繊維だけにとどまらず、CO2由来のポリエステルなど同社のカーボンエンジニアリングに関する最新情報などもお届けすることで、サステナブル素材を求めるファッション業界へのニーズに対応していく。
HighChem-Fashion.comの新機能は、オンラインショッピング機能、資料ダウンロード機能、同社のファッション関連のコンテンツとなる。
オンラインショッピングサイトでは、PLA生地(織物)や短繊維、長繊維について52 商品の購入が可能となる。今後は、同社や同社のパートナーが新たに開発する生地を掲載していく予定で、同サイトよりスワッチやサンプル反の購入が可能となる。
資料ダウンロード機能では、ユーザー登録頂いたユーザー向けに糸や生地に関する技術情報の提供を行う。資料ダウンロードサイトでは、テクニカルデータシートや認証のダウンロードが可能で、今後はマニュアル類のダウンロードも可能となる予定。
同社のファッション関連のコンテンツでは、PLA繊維に留まらず、同社が開発するCO2由来のポリエステルなど、最新のコンテンツをお届けする予定となる。
2024年04月26日