日本ゼオンは４月25日、豊嶋哲也社長や松浦一慶取締役常務執行役員・基盤事業本部長、曽根芳之取締役常務執行役員・管理本部長らが出席し、24年３月期通期決算説明会を開催した。24年３月期売上高は３８２２億７９００万円と前年同期比１・６％減、営業利益は２０５億円で同24・６％減、経常利益は２６９億６００万円で同14・３％減、当期純利益は３１１億１００万円で同１９４・３％増となった。
セグメント別のエラストマー素材事業の売上高は２１５２億８６００万円で同３・１％減、営業利益は66億３５００万円で同34・８％減の減収減益となった。なお、23年度第４四半期合成ゴムの需要と出荷は総じて堅調に推移し、同事業の23年度第４半期は増収増益だった。
同セグメントの営業利益の増減要因（対前期比）は、為替差で36億円、原価差で55億円、販管費差で18億円の増益要因となったが、数量差で３億円、価格差で１４１億円の減益要因となり、全体で35億円の減益となった。
高機能材料事業の売上高は６４３億３９００万円で同１・９％増、営業利益は１３２億４１００万円で同27・６％減となった。
25年３月期通期連結業績予想は、売上高が３９７０億円で前期比３・９％増、営業利益は２６５億円で同29・３％増、経常利益は２７５億円で同２・２％増、当期純利益は１７５億円で同43・７％減を見込んでいる。このうち、エラストマー事業の売上高は２２１５億円で同２・９％増、営業利益は１００億円で同51・５％増を見込む。
24年度の合成ゴム需要は
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