東レとリバネスは4月30日、小学校3~5年生を対象とした体験型教室「青空サイエンス教室2024」を宿泊キャンプ教室(【関東エリア】8月1日~2日、【関西エリア】9月15日〜9月16日)と、自宅オンライン教室(8月10日)にて開催すると発表した。
この教室への参加者の募集を、同日より開始する。
「青空サイエンス教室」は、子どもたちが理科を好きになるきっかけの場となることを目指し、小学校3〜5年生を対象に、自然の中での「遊び」を通して楽しみながら理科の原理を学んでいただくための企画となる。
2015年からスタートしたこの企画は、変わりゆく社会の変化やコロナ禍においても、子どもたちの「学びをとめない」ため、オンラインを併用するなど開催形態を変えながら、より魅力的なコンテンツへとアップデートしてきた。
昨年は、コロナ禍後、4年ぶりに宿泊型を復活させ、1泊2日の宿泊キャンプ教室と多くの子どもたちが参加可能な自宅オンライン教室を開催した。今年は、河口湖畔での宿泊キャンプ教室(関東エリア)と自宅オンライン教室に加え、琵琶湖畔での宿泊キャンプ教室(関西エリア)も開催する。
宿泊キャンプ教室では、大自然のなかで思いっきり楽しみながらサイエンスの面白さを体験していただく。水浄化実験やロケット開発、素材の不思議体験など、理科が好きになるきっかけとなる楽しいプログラムを通して、身の回りに隠れているサイエンスや人と自然との深い関わりを感じることのできる内容となっている。
自宅オンライン教室は、事前に実験キットを送付し、全国どこからでも参加可能なプログラムとなる。宿泊キャンプ教室、関東エリアの開催日時は2024年8月1日~2日、関西エリアの開催日時は、2024年 9月15日〜16日となる。
応募期間は2024年4月30日10時~6月9日23時59分、応募対象は、日本国内にお住まいの小学校3~5年生の児童、募集人数は40名、参加費用は、1名当たり1万5000円(税込)、旅行代金に含まれるものは、プログラム体験代、1泊4食付キャンププログラムに必要な備品代(食材、料理器具一式レンタル)、バス代(有料道路、乗務員代含む)、施設使用料となる。
自宅オンライン教室の開催日時は、2024年8月10日12時30分~16時30分、応募期間は、2024年4月30日10時~~6月9日23時59分、募集人数は200名 、参加方法は、WEB会議システム「Zoom」を使用したオンライン授業、応募対象は、日本国内にお住まいの小学校3~5年生の児童、参加費用は無料となる。
「青空サイエンス教室」は、子どもたちが理科を好きになるきっかけの場となることを目指し、小学校3~5年生を対象に、自然の中での「遊び」を通して楽しみながら理科の原理を学んでいただくための企画となる。
大自然を教材に子どもたちの「どうして?なんで?」をかき立てる好奇心育成コンテンツが盛りだくさんな体験型教室であるこの取り組みは、いつもと違う青空の下で、子どもたちが心の底から理科を好きになるきっかけづくりをお手伝いする。
宿泊キャンプ教室の全行程には、リバネスより、子ども向けサイエンスプログラム運営に精通した「サイエンスブリッジコミュニケーター」が同行し、子どもたちに自然体験を通して理科の楽しさを体感してもらうことで、自ら考える力を身に着けることができる内容となっている。
自宅オンライン教室では、予め配付した実験キットを元に様々な理科実験を行い、実験授業を通して身近に隠れている「サイエンス」を発見し、遊びながら「サイエンス」の楽しさや面白さを体験できる内容となる。
近年、日本では子どもたちの理科への興味・関心・学力の低下や、国民全体の科学技術知識の低下、若者の進路選択時の理工系離れといった「理科離れ」が進んでいると言われている。この「理科離れ」により、将来の研究者や技術者が育たず、日本の技術力の低下やものづくりの基盤が危うくなるといった課題が問題視されている。このような状況をうけ、東レでは従来から行っている出張授業などの理科教育支援活動に加えて、宿泊体験型のプログラムとして「青空サイエンス教室」を提案し、JTB、リバネスらとともに企画・開催してきた。
このプログラムを通じて、小学生のうちから理科に興味を持って取り組む環境づくりをすることで、その後の理科離れの改善、次世代を担う人材の育成を目指す。