東ソーは5月8日、分離精製剤の生産能力を増強し、三重県四日市市の四日市事業所に製造設備を新設することを決定したと発表した。
同社バイオサイエンス事業部の主力製品の一つである分離精製剤は、バイオ医薬品等の製造工程で使用されている。バイオ医薬品市場は主力の抗体医薬品に加え、核酸医薬品、遺伝子治療薬など新たな分野が台頭し、更なる成長が見込まれている。
市場成長による旺盛な需要に対応するため、四日市事業所に製造設備を新設し、能力増強を行う。また製造拠点、および保管拠点の分散化により、事業継続計画(BCP)の観点からも強固な安定供給体制構築を図る。
同計画を通じ、需要の拡大にタイムリーに対応し、関連製品のラインアップ拡充と合わせて、今後もバイオサイエンス事業の拡大を推進していく。
2024年05月09日