*この記事はゴム・プラスチックの技術専門季刊誌「ポリマーTECH」に掲載されました。
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特集1 エンプラの最新動向を追う
高機能エンプラが支える、電動化モビリティ社会
サイエンスコ 佐藤保信、大桃佑介
1. はじめに
エンジニアリングプラスチック(エンプラ)の歴史は、1939年に市場導入されたナイロン(ポリアミド)から始まる。今では数多くのエンプラが開発され我々の社会生活(自動車、スマートフォン、メディカル分野など)に欠かせない材料となっている。「カーボンニュートラル」の宣言から、世界は脱炭素化、再生可能エネルギーの導入に取り組み始め、サーキュラ―な社会へと向かっている。自動車に目を向けると、内燃機関からxEV(BEV、PHEV、HEV、FCEV)への電動化シフトが進み、電動車の