住友理工の24年３月期連結決算は、売上高が６１５４億４９００万円で前期比13・８％増、事業利益は３７０億３３００万円で同１０７・２％増、営業利益は３３９億７７００万円で同１０５・２％増、親会社の所有者に帰属する当期利益は１８６億４１００万円で同１７８・９％増となった。
主に自動車市場においては原燃料価格や人件費などの高騰影響を受けながらも、供給制約の緩和と堅調な需要により、主要顧客の生産台数は高水準で推移した。
セグメント別では、自動車用品は売上高が５５９５億１６００万円で同16・５％増、事業利益は３４３億８３００万円で同１３２・７％増。外部顧客への売上高は、前年同期における顧客の減産からの回復や、円安の進行による為替換算の影響もあり増収となった。
一般産業用品は売上高が５５９億３３００万円で同７・９％減、事業利益は26億５０００万円で同14・４％減。高圧ホース及びプリンター向け機能部品は主要顧客の生産台数減少により、減収となった。
25年３月期の連結業績予想は、売上高が６１００億円で前期比０・９％減、事業利益は３１０億円で同16・３％減、営業利益は２９５億円で同13・２％減、親会社の所有者に帰属する当期利益は１６１億円で同13・６％減を見込んでいる。
