カワタの24年3月期連結決算は、売上高が244億9400万円で同30・1%増、営業利益は12億4900万円で同95・6%増、経常利益は14億1400万円で同73・9%増、当期純利益は9億2900万円で同164・5%増となった。
セグメント別では、日本の売上高は165億5200万円で同28・8%増、営業利益は10億2100万円で同53・3%増となった。日本は電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連の売上が堅調に推移したことに加え、前期に受注したフィルム・シート関連等の大型案件の売上が計上されたこと等により増収。営業利益は売上高の増加に伴う売上総利益の増加により増益となった。
東アジアの売上高は70億1200万円で同29・1%増、営業利益は2億8500万円で同271・5%増となった。電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連並びにスマホ・VR用レンズ関連の売上が堅調に推移した。
東南アジアの売上高は18億8400万円で同1・2%増、営業利益は3900万円で同78・2%増となった。地域によりばらつきはあるものの、民間設備投資は緩やかな回復が続いているが、一部地域で自動車関連の設備投資が伸び悩んだ。
北中米の売上高は2億6700万円で同39・9%増、営業損失は1億2100万円(前年同期は1億8百万円の営業損失)となった。
25年3月期連結業績予想は、売上高が221億円で同9・8%減、営業利益は6億5000万円で同48・0%減、経常利益は6億6000万円で同53・3%減、当期純利益は4億円で同56・9%減を見込んでいる。