CR等販売減少で減収減益に デンカの24年3月期

2024年05月14日

ゴムタイムス社

 デンカは5月10日に決算説明会をオンラインで開催し、今井俊夫代表取締役社長が24年度通期業績や25年度通期業績予想を説明した。
 24年度通期売上高は3892億6300万円で前期比4・5%減、営業利益は133億7600万円で同58・6%減、経常利益は54億7400万円で同80・5%減、当期純利益は119億4700万円で同6・4%減となった。
 営業利益は、クロロプレンゴムの需要減少、電子・先端プロダクツでの民生向け製品の販売減などの需要減少による販売数量の減少に加え、米国DPEでの費用増加などの固定費の増加により大幅な減益となった。
 セグメント別では、CRが含まれるエラストマー・インフラソリューション部門の売上高は1113億5400万円で同10・1%減、営業損失は92億9500万円(前年同期は営業損失11億円)となった。
 CRについては、価格面では昨年度に実施した段階的な価格改定の寄与や円安による手取り増があったが、販売数量は全般的な需要減や能登半島地震による一時的な操業停止の影響を受けて減少し、減収となった。
 2025年3月期連結業績は、売上高が4200億円で

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