バルカーの24年3月期業績は、売上高が617億4400万円で前期比0・7%減、営業利益が71億200万円で同20・0%減、経常利益が73億9900万円で同18・1%減、当期純利益が49億900万円で同27・2%減となった。
セグメント別では、シール製品事業の売上高は371億6100万円で同7・4%減、セグメント利益は31億4000万円で同53・4%減となった。機器市場向けが自動車生産の回復等により増加したものの、先端産業市場向けは半導体関連景況の変動を受けて減少した。
機能樹脂製品事業の売上高は215億8000万円で同14・0%増、セグメント利益は39億9600万円で同78・7%増。販売価格の見直しの実施や、フッ素樹脂特殊タンク製品の先端産業市場とプラント市場向け拡大を反映し、増加した。
シリコンウエハーリサイクル事業他の売上高は30億200万円で同3・6%減、セグメント損失は3400万円(前年同期はセグメント損失9900万円)となった。主力事業の需要は堅調に推移したものの、新規事業分野を含むH&S事業は開発費用が先行した。
25年3月期業績予想は、売上高は625億円で前期比1・2%増、営業利益は65億円で同8・5%減、経常利益は65億円で同12・2%減、当期純利益は50億円で同1・9%増を見込んでいる。
2024年05月15日