ヘルスケア好調で増収 相模ゴムの24年3月期 相模ゴム工業の24年3月期連結決算は、売上高は61億1200万円で前期比2・1%増、営業利益は4億3600万円で同34・0%減、経常利益は3億8900万円で同63・1%減、当期純利益は4000万円で同93・9%減となった。
ヘルスケア事業は、売上高が46億6300万円で同4・2%増、営業利益は9億7800万円で同9・8%減となった。ヘルスケア事業のラテックス製コンドーム売上高は国内外で伸長し、ポリウレタン製コンドーム売上高の国内売上は続伸したものの、輸出売上は前期の急激な増加に対する需要調整があった。また原材料・エネルギー価格等の高止まりや円安の進行によるマレーシア生産子会社のコスト増が利益を減少させた。
プラスチック製品事業は、売上高が12億4000万円で同3・2%減、営業利益は200万円(前年同期は営業損失2400万円)となった。原油価格が中東やウクライナ・ロシアの地政学的緊張から上昇し、原料メーカーが輸送コストを転嫁する等原料値上が止まらなかった。
なお、25年3月期の連結業績予想は、売上高が63億円で前期比3・1%増、営業利益が5億円で同14・6%増、経常利益が4億円で同2・7%増、当期純利益が2億4000万円で同486・0%増を見込んでいる。