豊田合成、豊田通商と バーチャルPPA締結

2024年05月20日

ゴムタイムス社

 豊田合成は5月16日、再生可能エネルギーの利用拡大のため、再エネ調達の契約(バーチャルPPA)を豊田通商と締結したと発表した。
 バーチャルPPAは、再エネの発電事業者などから直接、非化石証書を購入する新しい再エネの調達手段。同契約で、同社は、豊田通商が新設した太陽光発電所で創出される予定の年間約607メガワット時(CO2削減効果年間約274トン)分の非化石証書を長期にわたって購入し、自社の再エネ利用を拡大する。なお、同契約に基づき発行される証書は、再エネの発電設備の新設を促す効果(追加性)があるため、社会全体の再エネの普及にも貢献する。
 同社は、自社の生産活動などで発生するCO2排出量(スコープ1・2)について、2023年8月にカーボンニュートラル実現時期の2030年への前倒しを宣言し、「生産技術革新と日常改善による省エネ」と「電力の再エネへの転換」をより加速して進めている。再エネへの転換においては、今回のバーチャルPPAの他に、自社での太陽光発電やグリーン電力・再エネ証書の活用などにも取り組んでおり、多様な手段を最適に組み合わせて再エネの利用を拡大している。

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