住友ゴムグループのファルケンタイヤヨーロッパは5月24日、5月30日~6月2日にドイツで開催される世界最大級のツーリングカーレース「ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称ADAC RAVENOL 24H NÜRBURGRING)」にFALKEN(ファルケン)モータースポーツチームとして参戦すると発表した。
昨年に引き続き「Porsche 911 GT3R」2台体制で総合優勝を目指す。また、本年もオフィシャルスポンサーとしてファルケンブランドで同レースに協賛し、多くのファンに感動を届ける。
また、住友ゴム工業は、「SP4T」クラスで参戦する「スバルテクニカインターナショナル」の「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024」にファルケンタイヤを供給し、欧米を中心に高い評価を得ているファルケンブランドのさらなる価値向上を目指す。
同社グループは1999年以来、世界一過酷なレースとも言われる「ニュルブルクリンク24時間レース」に、ファルケンモータースポーツチームとして参戦を続けてきた。昨年は、過酷なコースと激しい順位争いにより、クラスエントリー32台中16台がリタイアとなるサバイバルゲームとなった。
その中でも、ファルケンタイヤは総合性能の高さを発揮して総合10位で完走し、10年連続でトップ10入りを果たした。
本年は前哨戦と位置付けられる「ニュルブルクリンクQFレース(正式名称ADAC 24H Nürburgring Qualifiers)」および「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(正式名称NÜRBURGRING LANGSTRECKEN SERIE)」で4戦中3勝、また、4戦全てで表彰台を獲得する結果を残している。
また、「スバルテクニカインターナショナル」の「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024」は、「WRX」をベースとする車両で「SP4T」クラスに参戦する。
昨年よりさらに信頼性・耐久性、走行性能向上を果たした仕様で、クラス優勝及び総合順位上位を目指す。
なお、2008年より「ニュルブルクリンク24時間レース」にてチームを率いてきた辰己英治総監督は、このレースが最後の挑戦となる。今年も全国のSUBARU販売店から選抜された8名のメカニックがチームに参加しチームをサポートする。
同社は、ドライ・ウエットグリップ性能や耐久性能など、総合性能を高めたタイヤを供給し、チームの足元を支える。
さらに、同社はサポートするチームを増やすことによるファルケンブランドのプレゼンス向上にも取り組んでいる。昨年に続き「AT3」クラスに参戦するサッカー元ドイツ代表マックス・クルーゼのチーム、「Max Kruse Racing」へタイヤサポートを行う。さらに今年は、「SP8T」クラスに「BMW M4 GT4」車両で参戦する「Team BILSTEIN by BLACK FALCON」へ新たにサポートも行う。
YouTubeで著名な3名のインフルエンサーと、2016年の総合優勝経験者であるマニュエル・メッツガーがタッグを組み、名門チームの一つであるBLACK FALCONが走らせるBMWは、今大会注目の1台となる。ファルコンタイヤの高い性能と信頼性が評価されたことが、供給チームの拡大につながった。
2024年05月27日